【無料あり】画像・PDF文字起こし(OCR)アプリおすすめ7選
2024年3月29日
画像やPDFの文章をいちいちテキストに文字起こしするのって大変・・・。
一度でもやったことがある人なら、誰もが強く実感しているのではないでしょうか。
ペーパーレス化が叫ばれて久しい昨今。パソコンで作業するのが基本なので、デジタル化されていない紙の書類は管理も活用もしづらいですよね。
そこで、画像ファイルやPDFの文章をテキストデータに文字起こしする作業が必要となるわけです。
でも、文章量が多かったり画像が何枚もあったりすると、とてもではありませんが人力で作業するのは無理!
そんな都合の良いアプリが…もちろんあります。
今回は、そんな自動文字認識(OCR)機能を搭載した画像・PDF文字起こしアプリの中から、タイプ別におすすめのものを厳選して紹介します!
画像やPDFをOCRでテキスト化する具体的な手順や、画像文字起こし(文字認識)アプリをさらに広く活用するテクニックなども解説するので、この記事を読めば余計な作業に時間を取られることがなくなるだけでなく、いまよりもっと仕事の効率がアップするはず。
ぜひ最後までご覧ください。
【おすすめ】画像・PDF文字起こし(OCR)アプリ7選
それでは早速、無料でも使える画像・PDF文字起こしアプリ(OCRアプリ)を紹介します!
1.文字起こしさん
ファイルをアップロードするだけで自動的にOCR文字起こし(文字認識)してくれるAIウェブアプリがこちら!
オンラインサービスなので、端末(パソコン/スマホ)やOSを問わずどこでも利用できるのが大きなメリットです。
使い方はとても簡単で、画像ファイルをこちらのページからアップロードするだけでOK。
たったこれだけで画像を文字認識してテキストにしてくれます!
「いますぐ文字起こしが必要!」「すぐOCRしたい!」というときは、まず文字起こしさんを試すのがおすすめです。
文字起こしさんは無料で使用可能!
文字起こしさんは基本的にはサブスク型の有料アプリですが、月に画像10枚までなら無料でOCR機能(文字認識機能)を利用できます!
まずはこちらから無料で試してみましょう!
画像・PDF・音声・動画に対応
文字起こしさんは、画像・PDFのOCR(文字認識)だけでなく、音声や動画にも対応するマルチな文字起こしウェブアプリ。
しかも2種類の最新AIを使い分けることができるので
- 100言語の多言語対応
- 話者分離機能(会議などで「話した人ごとに」文字起こし)
といった、AIならではの高度な機能を使うこともできますよ。
1分までなら音声や動画も無料で文字起こしできるのでぜひ試してみてください!
2.Googleドキュメント
普段からGoogleのサービスを利用している人にとって手軽なOCR方法がこちら。
使い方は、文字起こししたいファイルをアプリで開くだけ。
AIが文章を読み取りテキスト変換したものが元の画像と並べて表示される仕組みになっています。
200以上の言語に対応しているのは、さすがGoogleといったところでしょうか。
精度も無料ツールにしてはそこそこ高い印象です。
ただし、アップロードできるファイルサイズは2MBという制限もあります。
もっと大きなファイルを文字認識機能を使って文字起こししたい場合は、文字起こしさんのような他のウェブアプリを使うようにしましょう。
3.Evernote
メモアプリで有名なEvernoteにも、文字起こしの機能があります。
じつは、Evernoteにアップロードした画像やPDFデータは内部で自動的にOCR処理がされており、画像内を文字認識してテキスト検索することが可能になっています。
ただし、テキストデータだけを取り出すといったことはできない(※)ので、スキャンした書類のデータベース代わりに活用するのがおすすめです。
※厳密には多少手間をかければOCRしたテキストを抽出することも不可能ではありません。
4.LINE 文字認識:OCR
スマホで手軽に無料文字起こしをしたいなら、普段から使っているLINEに搭載されているOCR(文字認識)機能が便利です。
内蔵カメラで撮影した写真から文字を読み取ってテキスト化できるほか、トークに添付した画像を文字起こしできる機能もついています(パソコン版でも利用可能)。
翻訳機能もあるので、海外旅行の際などに英語のメニューや看板を気軽に読み取ってみては?
5.Microsoft Lens
スマホやタブレットでWordやExcelを使っている人は、こちらのアプリをインストールしておくと便利です。
じつはカメラを使ったOCRスキャン機能はLINEよりもこちらのほうが高機能。
写真・ドキュメント・ホワイトボード・名刺などのモードを選ぶことができ、歪んだ画像も自動補正してくれます。
Officeアプリと連携して、読み取ったテキストデータをそのままWordやExcelに転送することもできるので、手軽なスキャナー代わりとしても使えます。
6.Adobe Acrobat DC
高機能PDF編集ソフトであるAdobe Acrobat DCにも、もちろんAI文字認識(OCR)ツールがついています。
プロも使っている本格派ソフトだけあって精度もかなり高く、スキャナーと連動してスキャンした画像を自動的にテキスト変換するようにも設定できます。
そこそこ高額なソフトなので画像の文字起こしのためだけに購入するのはあまり現実的ではありませんが、普段から仕事でAcrobatを使っている人はわざわざ別のツールを利用する必要がなくて便利ですね。
7.読取革命
OCR(文字認識)に特化した専用ソフトがこちら。
一般的な画像・PDF編集ソフトと異なり、機能をOCRに限定しているため、その分価格が安いのが特徴。買い切りタイプなのでコスト計算がしやすいのもポイントです。
日本語の文字起こし精度は平均的ですが、ABBYY社のOCRエンジンを使った英語読み取りはかなりの認識精度を持っています。
インストール型なので複数のPCで使えなかったり、スマホやブラウザから手軽に使えないのはデメリットかもしれませんが、オフラインでも使えるのは利用シーンによっては大きなメリットといえますね。
画像やPDFを文字認識機能で文字起こしする具体的な手順(3ステップ)
ここからは『文字起こしさん』を例に、実際に画像やPDFを文字起こし(文字認識してテキスト化)する手順を解説していきます。
文字起こしさんで画像やPDFを文字起こしする流れ
文字起こしさんを使って画像やPDFを文字起こしするのはとても簡単です。
- 文字起こしさんにアクセス
- 画像をアップロード(もしくはその場で撮影)
- 文字起こしボタンをクリック
これだけ。ね、楽ちんでしょ。
それぞれの詳しいやり方について解説してきますね。
【手順1】文字起こしさんにアクセス
まずは文字起こしさんのサイトにアクセスします。
スマホやパソコン、タブレットなどインターネットがつながっている端末ならブラウザ経由でどこからでもアクセスできます。
【手順2】文字起こしさんに画像をアップロード(もしくはその場で撮影)
文字起こししたい画像(スクショやPDFなど)をアップロードします。
文字起こしに使用する画像はできるだけ鮮明な画像を使用するのがポイント。印刷物の場合はスキャンしておくと、より確実な文字起こしができます。
文字がぼやけていたり、劣化した画像ファイルだったり、手書き文字でも癖のある字や読みにくい筆跡の場合、OCR(文字認識)したときに正しい文字起こしがされにくいので注意しましょう。
パソコンの場合
パソコンから画像をアップロードする場合、アップロードの方法は2つあります。
- 画像を枠内にドラッグ・アンド・ドロップする
- ”音声・画像を選択”を押し、画像をアップロードする
動画で解説:パソコンから画像・PDFをアップロードする流れ
スマホ・タブレットの場合
スマホの画面の場合、どこからアップロードするのか?が選べます。
その場で撮影する場合は”カメラ”を選択しましょう。撮影してOKボタンを押すとアップロードできます。
ファイルをアップロードする場合は「ファイルを選択」(iPhone)や「ファイル」(Android)を選んで、画像やPDFファイルを選択しましょう。
複数枚アップロードする場合は、
- フォルダ内の画像を長押し
- チェックをつけて複数選択できるようにする
- 必要な画像を複数選択しアップロード
以上の手順で操作しましょう。
※その場でカメラ撮影し、複数枚アップロードすることはできません。撮影した画像がすでにフォルダ内にある状態にしてからアップロードしてください。
【手順3】文字起こしボタンをクリック
画像の選択が終わったら、文字起こしボタンをクリック。
画像解析が始まり、数秒〜数分で文字認識が行われて、テキストに文字起こしされます。
文字起こしできた文字はテキストボックスに表示。
その場で編集や、テキストファイル・字幕ファイルでの保存もできますよ。
一度文字起こししたデータは履歴からいつでも確認や編集が可能です(※要・無料会員登録)。
とても便利なので、ぜひ文字起こしさんを使ってみませんか?
動画で解説:解析~文字起こし完了の流れ
画像・PDF文字起こしアプリが役立つシーン(活用術)
有料の画像文字起こしアプリを試してみたいけれど、上手に活用できるかなぁ・・・。
そんな心配をしている方のために、画像・PDFのOCR(文字認識)機能を使った文字起こしが役立つシーンの具体例をまとめてみました。
- 紙の資料をデジタル化
- 名刺や住所録などの情報を自動登録
- メモやノートをパソコンやスマホに保存
- 自炊した本をテキスト化
ざっと挙げるとこんな感じ。それぞれ詳しく解説していきますね。
1.紙の資料をデジタル化
OCR(文字認識)のなかで最も利用されるのがこの用途ではないでしょうか。
過去に紙で作成した書類が倉庫や書棚に溜まっている人は、なるべく早くそれらをOCRしてデジタルデータにしましょう。
紙の書類は整理整頓も大変ですし、欲しいものを探すのも非常に困難。
劣化の心配だけでなく、災害や事故で失われる可能性もあります。
その点、デジタルデータなら管理も楽ちん。テキスト化してあれば検索も容易ですし、書類の重要度に応じてセキュリティを高めることもできます。
便利なこととバックアップが取れることで二度お得なので、OCR(文字認識)機能を使った文字起こしで紙の資料をデジタル化してみませんか?
2.名刺や住所録などの情報をOCRで自動登録
整理できていない名刺がデスクや引き出しに溜まるばかりで、活用できていないことに困っていませんか?
交換した名刺の数が多いだけでは意味がありません。適切なシーンで正しく活用できるように、しっかりOCRでデジタル化してデータベースを作っておきましょう。
カメラで読み込んだ名刺データを文字認識して、自動的に名前や会社名、役職などを読み取って管理アプリに落とし込んでくれるスマホアプリもあるので、試してみるのもよいですね。
3.メモやノートをOCR文字起こししてパソコンやスマホに保存
素早くメモを取ったり考えを整理する際は、やっぱり紙のメモやノートのほうがやりやすい。
という方も未だに多いはず。
そんな場合でも、紙データは後でまとめてデジタル化して、パソコンやスマホにもバックアップ保存しておきましょう。
写真に撮って画像のまま保存しておくだけでもいいですが、メモの内容をOCR文字起こししておけば簡単にテキスト検索できるようになってさらに便利ですよ。
最新AIは手書きの文字もしっかり文字認識できるので、急いで書いたメモも安心です。
4.自炊した本をテキスト化
最近では電子書籍も増えてきましたが、まだまだ紙の本しかないものも数多く存在します。
そういった紙の本をスキャンして自分で電子書籍を作成する作業を「自炊」と言います。レンタルショップなどで裁断機とスキャナーを組み合わせた「自炊セット」なども提供されていますね。
せっかくの本を裁断するのがもったいないという方は、本を開いた状態でOCR(文字認識)して読み取りできるカメラタイプのドキュメントスキャナーもあるので、試してみてはいかが?
※自炊データはあくまで個人利用に留め、第三者に渡したり公開しないようくれぐれもご注意ください。
画像・PDFのAI文字起こし まとめ
今回は、画像やPDFをOCR文字起こしできるアプリや具体的な使い方について解説しました。
デジタル化が進む現代では、画像やPDFをOCRして文字起こしする必要性が日を追うごとに増えています。
1枚や2枚ならまだなんとかなる量でも、10枚や20枚になってくると手作業でデータ入力するのは非常に手間がかかるもの。毎日さまざまな仕事に追われる身としては、できる限り無駄な作業はやりたくありませんよね。
「自分で文字起こしをする時間がない…」という人は、クラウドソーシングサイトや文字起こしの専門業者に依頼するという方法もありますが、どちらもそれなりの費用がかかってしまいます。
関連記事:音声文字起こしの外注相場はいくら?【安く依頼するコツも解説】|文字起こしさん
コストと手間のバランスを重視するなら、今回紹介したようなAI文字起こしアプリも積極的に活用しながら、目的に合わせて使い分けていくのが賢いやり方です!
関連記事:文字起こしサービス(AIアプリ・個人・業者)比較まとめ【3種7選】|文字起こしさん
文字起こしは今やAIに任せられる時代。
こういう単純作業こそ便利な文字認識ツールに任せて、自由な時間をどんどん増やしていきましょう!
■ AI文字起こしサービス『文字起こしさん』
『文字起こしさん』は初期費用ゼロ&月額1,000円から利用できる(※無料版あり)オンライン文字起こしツールです。
- 音声・動画・画像など20以上のファイル形式に対応
- パソコン・スマホどちらからも利用可能
- 医療・IT・介護などの専門用語にも対応
- 字幕ファイルの作成や、話者分離にも対応
- 英語、中国語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語など約100言語の文字起こしに対応
利用方法はサイトから音声ファイルをアップロードするだけ。数秒〜数十分であっという間に文字起こしテキストが手に入ります。
10分までの文字起こしなら無料で利用できますので、まずは一度お試しください。
Email: mojiokoshi3.com@gmail.com
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