議事録を自動化!Web会議対応の文字起こしアプリ17選【選び方も解説】
2022年1月4日

え? まだ手作業で議事録を作っているの?

今、ドキッとしたあなたのために、便利なWeb会議文字起こしツールを紹介します。
- Web会議の議事録を自動で作成できるツールを探している。
- 録音した音声データを後から手書きで文字起こしするのは面倒・・・。少しでも時間を短縮したい。
- どれを選んだらいいか分からないので、選び方やおすすめアプリを教えて!
こんな悩みをお持ちの方におすすめの内容になっています。
ひとことで「文字起こしアプリ」と言っても、料金や機能など実にさまざま。Web会議対応のものだけに限定しても非常に数が多いので、どれが自分たちに合っているか分かりづらいですよね。
そこでこの記事では、Web会議文字起こしアプリ(議事録ツール)をなるべく多くピックアップつつ、選ぶ際のチェックポイントについて詳しく解説します。
※ZoomやTeamsといった有名Web会議ツールの文字起こし対応状況についてもまとめています。
紹介しているのは、情報感度の高いベンチャー企業だけでなく大手企業や地方自治体にも次々と導入が進んでいるような便利ツールばかり。
この記事を読めば、自分たちの目的にぴったり合った最適な文字起こしアプリがきっと見つかり、議事録作成作業がびっくりするほど時短できるはず。ぜひ最後までご覧ください。
無料のWeb会議文字起こしアプリ4選
Googleドキュメント
これまでまったく文字起こしアプリを利用したことがない人は、普段使い慣れたこちらから試してみるのがおすすめ。
使い方はメニューバーからツール→音声入力を選ぶだけ。マイクボタンのON/OFFで簡単に自動文字起こし(音声入力)ができちゃいます。
※録音データの文字起こしをするには少し手間がかかるので、他のアプリを利用しましょう。
Sloos
有料から今年完全無料になった自動文字起こしサービスがこちら。
マイク一台で複数の話者を区別できるので、後から内容を確認・修正しやすいのがポイント。
音声認識の精度もなかなかのもの。編集を前提とした議事録作成にいかが?
ユーザーローカル音声議事録システム
専用のURLを発行・共有することで複数人が気軽に文字起こし機能を利用できる無料サービスがこちら。
発言内容を自動で分析し、ポジティブ/ネガティブなどの割合をグラフ化してくれるのが非常にユニーク。会話内の頻出単語なども抽出してくれるので、振り返る際に役立ちそうです。
将来的に有料化する意向はないとのことなので、安心して利用し続けられますね。
Talk To CSV
こちらもURLにアクセスするだけで利用できる、なんと個人開発の文字起こしサービス。
会話の文字起こしだけでなく、一時的に録音も可能。テキストチャットが入力できるのもポイントです。
内容はCSVファイルに出力。エクセルなどで編集しやすそうですね。
無料でも使えるWeb会議文字起こしアプリ
文字起こしさん
厳密には「Web会議完全対応」とは言えませんが、こちらも紹介させてください。
Zoomとの連携やリアルタイム文字起こし機能などは搭載していませんが、録音した音声ファイルをブラウザでアップロードするだけで手軽にテキスト化ができるのがポイント。時間制限はありますが、無料でも利用できるので初心者におすすめです。
音声だけでなく動画ファイルなどにも対応しているので、Web会議の録画データから直接文字起こししたい方にもぴったりですね。
有料のWeb会議文字起こしアプリ12選
スマート書記
会社で導入する文字起こしツールをお探しなら、大企業や自治体への導入実績が豊富なこちらをまず検討してみては?
編集機能が非常に使いやすいのが大きな特徴。作成した議事録はWordファイルに出力できるため、後々の書類作成もスムーズに行えます。
PCブラウザ以外にもiPhone・Androidの専用アプリからも利用可能。無料トライアルも用意されているので、興味がある方はとりあえず問い合わせてみましょう。
オンヤク
海外パートナーとのやりとりが多いケースではこちらのツールもおすすめ。
自動文字起こし機能だけでなく、リアルタイムで翻訳も行ってくれるのがポイント。翻訳エンジンはロゼッタの高性能AI「T-3MT」を用いているそうです。
クラウド版のほかにもパソコンインストール型やモバイル版など利用環境に合わせて様々なスタイルが選べるのも使い勝手が良さそう。業界・部門ごとの課題に合わせて使い方を詳しく解説してくれるウェビナーなども行ってくれるようですよ。
AI GIJIROKU
Web会議ツールにZoomを用いている方は、こちらのサービスもおすすめ。
「国内唯一のZoom連携」を謳っているように、Zoomユーザーなら非常に手軽に導入できる仕組みがあるのが大きな特徴。オンラインミーティングだけでなく、オフラインの会議にもしっかり対応しています。
料金プランも細かく分かれており、お試し閲覧だけなら無料で行えるので、まずは一度体験してみましょう。
toruno
とにかく手軽に利用したいWindowsユーザーはRICOH(リコー)が提供しているこちらのツールがおすすめ。
1〜2クリックで簡単に自動文字起こしができるシンプルなツール。音声・テキストだけでなく、会議中の画面をキャプチャ保存してくれる機能も便利そうです。
個人向けのほか、チーム利用に適した「ビジネス版」も用意されているもよう。最初の3時間は無料で試せるので、他のツールと使い勝手を比較したい方にもぴったりですね。
Minutz
以前は「ObotAI Minutes」の名前で提供されていたWebベースの文字起こしサービスがこちら。
Googleのエンジンをベースに独自の音声処理・翻訳システムを採用しているのが大きな特徴。辞書登録などにより、自身の環境に合わせたカスタマイズも可能です。
サイトで万全のセキュリティ体制を大きく謳っているのもポイント。自治体への導入実績が豊富なのも頷けますね。
COTOHA Meeting Assist
NTT Communicationsが運営するこちらのサービスは、こういったツールに馴染みがない人でも一度は聞いたことがあるのでは?
大手企業提供のサービスのわりには料金も比較的リーズナブル。発言中の宿題事項をAIが自動認識し「タスク」としてラベル付けしてくれるなど、議事録作成だけでなくトータル業務サポートツールとしても優秀です。
知名度も高いので取引先などと一緒に導入するのも比較的容易かもしれませんね。
AmiVoice ScribeAssist
国産音声認識ソフトとして一世を風靡した「AmiVoice」の現代版とも言えるのがこちら。
インターネットに接続しない状態(スタンドアロン)で音声認識が行えるため、情報漏洩リスクを極限まで減らせるのが大きな特徴。録音から文字起こし・編集まで一つのソフト内で完結するため、作業もスムーズに進みます。
Zoomの画面に文字起こしテキストを字幕表示させることも可能。Macには対応していないのが非常に残念ですね。
YouWire WebMeeting
通話録音システム・YouWireの議事録サービスがこちら。
1つのアプリで相手の声と自分の声を同時録音できるのがポイント。Zoomが保存した録音ファイルを自動で音声認識システムにアップロードする機能も搭載しています。
録音データの改竄・漏洩を防ぐためのセキュリティ対策が充実しているのも見逃せない点。さすが通話録音に定評があるサービスといった感じですね。
ZMEETING
国立研究開発法人発のベンチャー企業・Hmcomm社によるAI議事録作成ツールがこちら。
リアルタイム文字起こしだけでなく、保存した録音ファイルを後からアップロードしてテキスト化することも可能。「えっと」などの不要語句を自動削除する機能(フィラー除去)も搭載しています。
学生・教育機関向けのアカデミック版もあり。多言語対応の講義・セミナーなどに役立ちそうですね。
Texta
こちらもリアルタイム・音声ファイルの両方に対応した自動文字起こしツール。
Chromeブラウザさえあれば、端末・環境に関係なく利用できるのがポイント。操作も簡単で録音・文字起こし・テキストダウンロードまで手軽に行えます。
リアルタイム文字起こしだけなら利用時間無制限で無料利用できるので、文字起こしツール初心者にもおすすめですね。
Otter
英語の議事録に特化するならこちらの文字起こしサービスがおすすめです。
非常に精度の高い独自音声認識エンジンが大きな特徴。企業向けプランならZoom連携もスムーズに行えます。
同じアカウントでログインすれば、スマホで録音しながらパソコンの見やすい画面でテキスト確認するなんてこともできたり。英語に自信がない方は、こういったより精度の高いツールを求めてみては?
Notta
利用シーンに合わせて柔軟な使い方を模索したい方はこちらがおすすめ。
高機能で使いやすいスマホアプリが大きな特徴の文字起こしツール。ブラウザ版ではWeb会議ツールの音声コンテンツをテキスト化するChrome拡張や、Zoom専用の「Notta Bot」なども利用できます。
対面の会議はスマホ版で録音・文字起こしし、オンラインミーティングはWeb版で、といった風に使い分けると便利そうですね。
文字起こしアプリの選び方(チェックポイントは7つ)

おすすめがいっぱいありすぎて、ひとつに絞り込めない・・・。
そんな方のために、文字起こしツールを選ぶ際に押さえておくべきポイントをまとめてみました。
- 文字起こし方式
- 音声認識エンジン(AI)
- 複数話者識別
- Web会議ツール連携
- 対応言語
- セキュリティ
- 料金
ちょっと多く感じるかもしれませんが、どれも非常に重要なチェック項目になりますので、しっかり確認しましょうね。
文字起こし方式
文字起こしツールには、大きく分けて、
- リアルタイム文字起こし(音声入力)
- 録音ファイルのテキスト化
この2つのタイプがあります。
両方に対応しているサービスもありますが、そういったものは料金もそれなりになってしまうことが多いので、用途が限定しているなら、より特化したものを選ぶのがおすすめですね。
音声認識エンジン(AI)
文字起こしツールの心臓とも言えるのが、音声認識エンジンです。
有名どころではGoogleやMicrosoft、IBMのものがありますが、他にも日本語に強い「AmiVoice」や各社が独自に開発・改良したシステムなども存在します。
AIによって得意なジャンルとそうでないものとがあるので、サンプルが試せるならなるべくいろいろなシステムをテストしてみることをおすすめします。
複数話者識別
ツールによっては複数の入力ソースからの音声をまとめて文字起こししてくれるだけでなく、発話者の区別を自動で行ってくれるものもあります。
後から議事録を確認するときや、書類などにまとめ直すときに便利なので、余裕があればこの機能が付いているサービスを選ぶのがおすすめですね。
Web会議ツール連携
一般的な文字起こしツールは、Web会議ツールとは別に単体起動して使用する仕組みになっています。
しかし中には、より連携機能を充実させ、なるべく複雑な操作をしなくて済むよう設計されたものも存在します。ついついアプリの起動や録音ボタンを押すのを忘れてしまう・・・そんなうっかりさんにいかが?
対応言語
最近は日本語だけでなく、海外の取引先・パートナー等のやり取りも増えてきたので、多言語対応も重要な要素です。
音声認識エンジンの対応言語はもちろんのこと、文字起こしと同時に自動翻訳ができるツールなどもあるので、自分のレベルに合わせて選ぶようにしましょう。
セキュリティ
大切な仕事のやりとりを扱うのですから、安全面においても十分な配慮が必要です。
厳密にセキュリティを重視するのであれば、なるべくスタンドアロン(オフライン対応)のものを。そうでなくても、各サービス要綱から情報の取り扱いに対する姿勢や対策などはしっかりチェックするようにしましょう。
料金
無料・有料の違いはもちろんのこと、同じ有料サービスでも企業向けと個人向けとでは大きく料金体系が分かれるケースが多いもよう。
ミーティングの同時参加人数や各追加機能、サポートの手厚さなど、さまざまな要素がトレードオフになるので、単純な価格差を見比べるだけでなく総合的に判断するよう心がけてくださいね。
有名Web会議ツールの文字起こし対応まとめ

Web会議ツールそのものに文字起こし機能は搭載されていないの?
こういった疑問をお持ちの方のために、現時点での各ツールの文字起こし対応について調べてみました。
Zoom
標準機能として「ライブ文字起こし」「クラウド録画オーディオ文字起こし」が用意されていますが、(記事投稿時点では)どちらも英語のみ対応となっています。
字幕とライブ文字起こしの有効化と管理 – Zoom サポート
クラウド録画にオーディオ文字起こしを使用 – Zoom サポート
Microsoft Teams
デスクトップ版で「ライブトランスクリプション」と「クラウドレコーディング文字起こし」が利用でき、どちらも日本語に対応しています。
Teams 会議でのライブ トランスクリプションの表示
Teams のクラウド会議のレコーディング - Microsoft Teams | Microsoft Docs
Google Meet
「ライブキャプション(字幕機能)」は日本語未対応ですが、『こえもじ』というChrome拡張を利用することで日本語字幕を表示させることが可能です。
ビデオ通話で字幕を使用する - パソコン - Google Meet ヘルプ
こえもじ - Chrome ウェブストア
将来的には、Web会議アプリ自体がもっとしっかりした文字起こしツールを標準機能として提供してくれるようになるのかもしれませんが、少なくとも現時点では専用の文字起こしツール・サービスを組み合わせたほうがいいようですね。
まとめ
今回は、Web会議の自動文字起こしが行えるツールについて解説しました。
結論として、文字起こしアプリ(議事録ツール)は今すぐにでも導入すべきです。
- AIの進化によって驚くほど音声認識の精度が向上している。
- たまにミスがあるとしても、ゼロから手作業で文字起こしをする手間に比べればずっと時短できる。
- 時は金なり。大切な時間はもっと生産性の高い作業に使うべき。
あなたが無駄な作業を少しでも減らし、できるビジネスマンを目指すなら利用しない手はありません。
今後AIは、いまよりずっと私たちの生活や仕事に欠かせないものになっていきます。乗り遅れるといつの間にかライバルに大きな差をつけられてしまいかねません。
まずは無料のものでかまいません。未来、いいえ現代の便利ツールの数々を、ぜひともお試しあれ。
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