Windowsで文字起こしする5つの方法【おすすめソフト・アプリ11選】
2021年11月25日

パソコンがこれだけ進化しているんだから、議事録も自動で作成できればいいのに・・・。
スマホでの音声入力も手軽になり、会議やWebミーティングで録音・録画する機会も日に日に増えてきています。
音声や動画データを上司から渡されて「議事録をまとめておいて」などと頼まれることも多いかと思いますが、手作業での文字起こしは思った以上に時間も手間もかかるもの。日々の業務で忙しいのにとてもそんな余裕はありませんよね。
そこで今回は、普段使っているWindowsパソコンで効率よく文字起こしをする様々な方法や、おすすめツールなどをまとめてみました。
- Windowsで使える文字起こしソフト・アプリを探している。
- 会議の議事録作成を自動化したい。
- Webミーティングで自分の声だけでなく相手の声もまとめて文字起こししたい。
- 文章作成を音声入力で行ってみたい。
- できれば無料でなるべく精度が高い文字起こしをする方法も知っておきたい。
こんな人に役に立つ内容になっています。
この記事を読めば、余計な単純作業に時間を取られることなく、大事な仕事に集中できるようになるはず。ぜひ最後までご覧ください。
Windowsで文字起こしをする5つの方法(おすすめアプリあり)
あなたは文字起こしを、メモアプリやWordなどを使って一文字一文字「手打ち」していませんか?
世の中には文字起こし作業を効率化する便利なツールがいくつもあります。利用しないのは損です。
Windowsパソコンで効率的に文字起こしする手段は、主に以下の5つ。
- Windows標準の音声入力機能を使う
- 専用プレイヤーを使って手動で文字起こしする
- インストール型の自動文字起こしソフト(オンライン)を使う
- インストール型の自動文字起こしソフト(オフライン)を使う
- ブラウザで使える自動文字起こしツールを使う
どれも似たように感じるかもしれませんが、それぞれ役立つシーンが微妙に異なります。具体的なおすすめソフト・アプリと一緒に詳しく解説していきますね。
Windows標準の音声入力機能を使う
リアルタイムに音声をテキスト化していく(音声入力)だけなら、Windowsの標準機能でも可能です。
あらためてソフトをインストールしたりサービスに登録する必要もなく、ネットがない環境でも使えるので、初心者はとりあえずこちらから試してみるのがおすすめです。
ただしあまり精度は高くないので、満足できない方はGoogleドキュメントのような外部ツールを使うようにしましょう。
専用プレイヤーを使って手動で文字起こしする
手作業で文字起こしをするなら、標準のメディアプレイヤーではなく専用ソフトを使って音声を再生すべきです。
これらはすべて無料で利用可能(Express Scribeはプロ版もあり)。
音声コントロールがショートカットキーで手軽に行えるようになるほか、ノイズ除去などの便利機能も使えるため、作業がぐっと効率的になります。
自動文字起こしツールを使う場合も、最終チェックや仕上げの際に役立ちますよ。
インストール型の自動文字起こしソフト(オンライン)を使う
最も一般的なのが、パソコンにインストールするタイプの自動文字起こしソフトです。
代表的なのは以下の3種。
ほかにも『瞬間テキスト』のように、画像ファイルからのテキスト抽出に特化したソフトなどもあります。
これらはインストール型といっても、音声認識自体はクラウド(オンライン)で行うため、ネット環境がない場所では利用できない点に注意しましょう。
インストール型の自動文字起こしソフト(オフライン)を使う
かつては音声認識(自動文字起こし)ソフトといえば、以下の2つが「二強」と言われていました。
残念ながらどちらもすでに公式で販売終了してしまっていますが、完全オフラインで使えるまともなソフトは(Windows標準機能を除けば)これらのみ。
一部ショップでまだ販売されているようなので、興味をお持ちの方は在庫があるうちに早めにゲットしておきましょう。
ブラウザで使える自動文字起こしツールを使う
このジャンルは今、最も盛り上がっており、さまざまなツールがリリースされています。
ブラウザとネット環境さえあれば利用できるため、複数のパソコンや外出先からも利用できるのがポイント。
ここでは無料で使えるものを3つピックアップしておきますが、他のツールも知りたい方は別記事もあわせてご覧ください。
- Google ドキュメント
- ユーザーローカル 音声議事録システム
- 文字起こしさん ※有料プランあり
無料あり:AI文字起こしアプリ・サービスおすすめ9選【比較まとめ】|文字起こしさん
普段から利用している人はGoogleドキュメントが一番手軽ですが、音声ファイルをテキスト化する際は「ステレオミキサー」と呼ばれる機能を設定する必要があります。
設定:サウンド → 録音 →「ステレオミキサー」を右クリック → 既定のデバイスとして設定:ON
ユーザーローカルのWebアプリは、その名の通り議事録に最適。URLを共有するだけで話者ごとにタイムスタンプ付きでまとめてくれます。
『文字起こしさん』は一通りの文字起こしニーズにすべて対応できる汎用性がポイント。音声・動画・画像などさまざまなファイルが使えるほか、対応言語も非常に多いですよ。
文字起こしの精度を上げる3つのコツ
音声ファイル(録音データ)は必ず保存しておく
リアルタイム音声入力に対応したツールなら、録音データを残さなくても会話の内容をその場で文字起こしできますが、そういったツールを使う際も、個別に音声ファイルを保存しておいたほうが賢明です。
後から文字起こししたテキストを編集する際も、元の音声を聞きながらのほうがスムーズに作業できますからね。
場合によっては、自動文字起こしがまともにできていない状態で録音データもなく、途方に暮れるなんてことも・・・。
最近はスマホでも手軽に音声録音ができるので、念のためバックアップをとっておくようにしましょう。
なるべくクリアな音声を入力する
文字起こしツールの出来は、ツール自体の音声認識精度よりも、入力される音声のクオリティに大きく左右されます。
- 周囲の雑音が入りにくい場所を選ぶ
- なるべくマイクの近くで話す
- ゆっくり、明確に発話する
これらは基本中の基本。
スマホやパソコンで録音する際は、標準のマイクではなく指向性の高い外付けマイクを別に用意するというのも有効です。
余裕があれば、録音した音声ファイルを専用のアプリ(Audacityなど)を使ってボリューム調整やノイズ除去するとなおいいですね。
複数の文字起こしツールを試してみる
ツールによって得意不得意があり、データとの相性なども少なからず存在します。
よって、文字起こしがうまくいかなかったら別のツールを試してみるのも一つの手です。
今回紹介したように、無料で使える文字起こしアプリ・サービスも非常にたくさんあるので、あらかじめなるべく多くインストール(ブックマーク)しておき、いざというときに備えましょう。
まとめ
今回は、Windowsで文字起こしをする方法について解説しました。
最後にもう一度、記事内で紹介したおすすめ文字起こしツールをおさらいしておきます。
- テープ起こしプレーヤー:文字起こし会社が無料提供している再生ソフト
- Okoshiyasu2:文字起こしプレーヤーの定番。※サポートは終了済み
- Express Scribe:フットペダルなども対応。有料版あり
- Voice Rep Pro 3:新定番のインストール型自動文字起こしソフト
- Voice Code:より安さを追求するならこちらもおすすめ
- Voice Rep Meeting Pro:会議モードを搭載。同時接続30名まで対応
- 瞬間テキスト:画像内の文字を読み取りテキスト化してくれるアプリ
- Amivoice SP2:かつての定番文字起こしソフト。※販売終了
- ドラゴンスピーチ11:AmiVoiceのライバルソフト。※こちらも販売終了
- Google ドキュメント:リアルタイム音声入力なら最も手軽
- ユーザーローカル 音声議事録システム:無料で使える議事録作成ツール
- 文字起こしさん:対応ファイル・対応言語が多い。操作も非常に簡単
Windowsは昔から数え切れないほど様々なソフトウェア(無料/有料)がリリースされてきました。
ツールを探したり使い方を覚えるのが面倒だからと、ついつい扱い慣れたメモアプリやWordを使ってしまっている人も多いのでは?
ちょっとした手間の後回しが積み重なることで、無視できない莫大な時間が無駄になってしまいます。
今回紹介した11のツールのどれかひとつでも構わないので、まずは試して、その便利さを体験してみてくださいね。
■ AI文字起こしサービス『文字起こしさん』
『文字起こしさん』は初期費用ゼロ&月額1,000円から利用できる(※無料版あり)オンライン文字起こしツールです。
- 音声・動画・画像など20以上のファイル形式に対応
- パソコン・スマホどちらからも利用可能
- 日本語・英語・中国語をはじめ約30言語に対応
- 医療・IT・介護などの専門用語にも対応
- カスタマイズ辞書機能あり
利用方法はサイトから音声ファイルをアップロードするだけ。数秒〜数十分であっという間に文字起こしテキストが手に入ります。
10分までの文字起こしなら無料で利用できますので、まずは一度お試しください。
Email: mojiokoshi3.com@gmail.com
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