無料あり:翻訳もできる文字起こしアプリ・サービス7選【裏技アリ】
2021年10月22日

外国語の文字起こしだけでなく、翻訳もできれば一緒に行いたい・・・。
最近では、仕事の海外の情報収集を行ったり、外国語でやりとりを行うのも当たり前のようになってきました。
英語や中国語で議事録を作成しなければいけない機会も、日に日に増えてきています。
その際、単に外国語のまま文字起こししてテキストをまとめるよりも、日本語に翻訳して内容を把握しやすくしておいたほうが色々と便利ですよね。
かといって、自分で文字起こしだけでなく翻訳作業まで行うのは荷が重い・・・というのが正直なところではないでしょうか。
そんなときに役立つのが、翻訳機能が付いた文字起こしツールです。
しかし、一般的な文字起こしツールについている翻訳機能は、あくまで「おまけ」程度ものが多く、あまり精度に期待ができず使い勝手も良くありません。
そこで今回は、数ある文字起こしツールの中でも、特に翻訳機能に強いアプリ・サービスを厳選して紹介。
ブラウザを使って海外動画にリアルタイムで翻訳字幕をつける方法や、翻訳機能がついていない文字起こしツールと翻訳専用アプリを組み合わせるテクニックなども解説していますので、この記事を読めば外国語があまり得意でない人でも、安心して海外の人とコミュニケーションをとれるようになるはず。ぜひ最後までご覧ください。
翻訳もできる文字起こしアプリ・サービス7選(無料/有料)
Notta
104言語の文字起こしと42言語の翻訳に対応したAI音声テキスト化ツールがこちら。
リアルタイム文字起こしと音声ファイルテキスト化の両方に対応しており、マーキング機能などを使って後から音声・テキストを確認したり、作成した文字起こし(翻訳)データを手軽に他の人と共有することが可能です。
無料版ではリアルタイム文字起こしのみ(120分/月)で翻訳ツールは使えませんので、少し触って気に入ったらまずは1ヶ月から試してみては?
Google翻訳
みなさんご存知の定番アプリ。リアルタイム翻訳に特化するならこちらが最も手軽です。
スマホやパソコンのマイクに話した音声を自動でテキスト化し、さまざまな言語に翻訳可能。2つの言語の同時翻訳ができるので、ちょっとした翻訳機(通訳)代わりにも使えちゃいます。
Sound of Textというサイトを使うと、翻訳音声をmp3データとしてダウンロードできますよ。
Group Transcribe
最近公開されたMicrosoft製のiOSアプリです。
Google翻訳と同様、リアルタイムの文字起こし&翻訳に特化したアプリですが、こちらは文字起こし機能をより重視する人に特におすすめですね。
複数の話者がそれぞれのスマホを使用することで、複数の言語が飛び交う場面でも誰がどんなことを話しているかがリアルタイムで翻訳確認できるので、ちょっとしたミーティングのお供にいかが?
オンヤク
AI自動翻訳に強みを持つロゼッタが提供している文字起こしツールがこちら。
ZoomやTeams、SkypeといったWeb会議ツールに対応しており、発言内容を自動でテキスト化。高精度AIによりリアルタイムで翻訳してくれます。
※オプションでさらに超高精度な翻訳エンジン「T-3MT」も連動可能。
料金はちょっと高めですが、海外と頻繁にやりとりする企業などにとっては、決してコスパ悪くないはずですよ。
Amitt
翻訳・通訳の専門会社による人力文字起こし&翻訳代行サービスがこちら。
約60言語に対応。公的文書の翻訳も行なっている会社だけあり、内容に齟齬があってはならない大切な仕事の際に特におすすめです。
一般的な文字起こしサービスのように翻訳だけ外注するといった手間もないため、納期の速さや余計なトラブルの防止などにも期待できそうですね。
editage
こちらは英文校正の専門会社が提供している文字起こしサービス。
研究者による論文チェックを強みにするだけあり、専門性の高い内容でも正確な翻訳が可能とのこと。
テープ起こし専門の姉妹サイト(クリプトン)も運営しているだけあり、文字起こしのクオリティも確かですね。
英語・日本語テープ起こしと、その後の翻訳サービス(和英・英和対応)|エディテージ
Langogo Summit
Nottaを提供するLangogo Technology社によるリアルタイム翻訳機がこちら。
中でもフラッグシップモデルである「Summit」は、大容量のバッテリーや高性能の指向性マイク(4基)などが大きな特徴。26の翻訳エンジンと連携し、さまざまな言語をリアルタイムで翻訳してくれます。
文字起こし機能もついており、Nottaアプリと連携してテキストを後から編集することも可能です。
※リアルタイム翻訳と文字起こし(テキスト化)機能は同時に利用できないようなので注意。
Google Chromeでリアルタイムに動画の文字起こし・翻訳する方法
Google Chromeには、標準オプションとして「ライブキャプション(リアルタイム自動字幕機能)」が付いているのをご存知でしたか?
設定 → 詳細設定 → ユーザー補助 → 自動字幕起こし:ON
こうすることで、YouTubeなどブラウザで再生した動画にリアルタイムで字幕が表示されるようになります。
YouTubeには元々動画に字幕を付ける機能が付いていますが、この拡張機能はブラウザで再生できる動画なら何でも(ローカルコンテンツ含む)字幕をつけられるのが特徴です。
同時に日本語訳も表示したい場合は『Language Learning with Youtube BETA』という拡張機能がオススメ。
Language Learning with Youtube BETA - Chrome ウェブストア
こちらをインストールすることで、YouTube動画に英語字幕と翻訳(日本語)字幕を同時表示できます。
※テキスト化した字幕をまとめてコピペすることも可能。
英単語にカーソルを合わせると意味がポップアップ表示されるので、(「Learning」の名前の通り)英語学習ツールとしての活用もおすすめですよ。
翻訳専用アプリと文字起こしツールを組み合わせるテクニック
すでに利用しているお気に入りの文字起こしツールがあるけれど、翻訳対応していなくて・・・。
そんなときは、手持ちの文字起こしツールと翻訳専用アプリを組み合わせて使いましょう。
手順は非常に簡単。
- 文字起こしツールでテキストデータを作成する
- 専用アプリで翻訳する
このやり方なら、どんな文字起こしツールでも翻訳対応させられますし、専用アプリならではの精度の高い翻訳が手軽に利用できて一石二鳥です。
文字起こしツールは、プレーンテキスト(txt)でファイル保存できるものやそのままコピペができるもの(文字起こしさんなど)を選ぶのがおすすめ。
翻訳アプリは、DeepLが無料で精度も高くイチオシです。ただ、無料版のDeepLでは入力した原文と訳文は、DeepL社によって流用されると書かれています。機密文書などを扱う場合は注意が必要です。
まとめ
今回は、翻訳に強い文字起こしツールを解説しました。
最後にもう一度、記事内でおすすめした文字起こしアプリ・サービスをまとめておきます。
- Notta:編集・共有機能が充実。スマホ&Webどちらでも使える
- Google 翻訳:リアルタイム翻訳だけなら最も手軽
- Group Transcribe:ちょっとしたグループミーティングにおすすめ
- オンヤク:本格的なWeb会議(Zoom/Teams)のお供にぴったり
- Amitt:翻訳・通訳会社によるプロの文字起こし&翻訳サービス
- editage:英文・論文校正に強みを持つ会社の文字起こし&翻訳サービス
- Langogo Summit:文字起こし機能も付いた専用翻訳ガジェット
これからの時代、業種・規模にかからわず、日本以外の国とも積極的に仕事で関わっていくようになるでしょう。
いますぐ必要がなくても、近い将来英語や中国語の文字起こしや翻訳が必要になるシーンはきっと来るはず。
いざその時になってから慌てることがないように、余裕のある今のうちに色々と試して、しっかりと来たる未来に備えておきましょうね。
■ AI文字起こしサービス『文字起こしさん』
『文字起こしさん』は初期費用ゼロ&月額1,000円から利用できる(※無料版あり)オンライン文字起こしツールです。
- 音声・動画・画像など20以上のファイル形式に対応
- パソコン・スマホどちらからも利用可能
- 日本語・英語・中国語をはじめ約30言語に対応
- 医療・IT・介護などの専門用語にも対応
- カスタマイズ辞書機能あり
利用方法はサイトから音声ファイルをアップロードするだけ。数秒〜数十分であっという間に文字起こしテキストが手に入ります。
10分までの文字起こしなら無料で利用できますので、まずは一度お試しください。
Email: mojiokoshi3.com@gmail.com
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