Windowsで文字起こしする方法まとめ【おすすめソフト・アプリ11選】
2024年4月16日
スマホでの音声入力も手軽になり、会議やWebミーティングで録音・録画する機会も日に日に増えてきています。
音声や動画データを上司から渡されて「議事録をまとめておいて」などと頼まれることも多いかと思いますが、手作業での文字起こしは思った以上に時間も手間もかかるもの。
日々の業務で忙しいのにとてもそんな余裕はありませんよね。
そこで今回は、普段使っているWindowsパソコンで効率よく文字起こしをする様々な方法や、おすすめツールなどをまとめてみました。
- Windowsで使える文字起こしソフト・アプリを探している
- 会議の議事録作成を自動化したい
- Webミーティングで自分の声だけでなく相手の声もまとめて文字起こししたい
- 文章作成を音声入力で行ってみたい
- できれば無料でなるべく精度が高い文字起こしをする方法も知っておきたい
こんな方に役に立つ内容になっています。
この記事を読めば、単純作業に時間を取られることなく、大事な仕事に集中できるようになるはず。
mp3やwav、wmaのような音声ファイルを、簡単に文字起こししてみませんか?
ぜひ最後までご覧ください。
おすすめのWindows用文字起こしアプリ・ソフト10選
メモアプリやWordなどを使って一文字一文字「手打ち」するととても手間がかかってしまう文字起こし。
Windowsで使える文字起こしアプリ・ソフトを使うことで、ずっと簡単にハイクオリティな文字起こしをすることができますよ。
具体的にどんなアプリ・ソフトがあるのかご紹介します!
1.文字起こしさん
『文字起こしさん』はオールマイティなAI文字起こしサービスです。
ブラウザから使用する文字起こしサービスで、一通りの文字起こしニーズにすべて対応できる汎用性がポイントで、無料でも使用できます。
音声・動画はもちろん、画像からの文字起こしやPDFファイルからの文字起こしにも対応。
mp3、wav、wma、m4aといった音声ファイル、mp4やmovといった動画ファイルなど幅広い形式に対応しているので、ファイルをそのままアップロードするだけで簡単に文字起こしすることができますよ。
さらに『文字起こしさん』は2種類の文字起こしAIエンジンを使うことができ、
- Perfect Voice:文字起こし時間制限なし、100言語に対応
- AmiVoice:話者分離機能(話した人ごとに文字起こし)あり
という特徴があります。
対応言語が非常に多いことや、話者分離機能によって会議の議事録文字起こしにも向いていることはうれしいポイントですね。
もちろん、最新AIを使った文字起こしサービスなので精度も速さも抜群です!
Windowsのパソコンで使う文字起こしサービス・アプリを探しているなら、まずは『文字起こしさん』がおすすめです。
使い方はトップページを開くだけ。
登録不要で1分間まで無料で使えるので、まずはAI文字起こしの性能を体験してみませんか?
2.ユーザーローカル 音声議事録システム
ユーザーローカル 音声議事録システムは、ブラウザから利用する文字起こしサービスです。
その名の通り議事録に最適なサービスで、URLを共有するだけで話者ごとにタイムスタンプ付きでまとめてくれます。
参加者の発言が自動で文字起こしされるほか、自分の発言については内容の修正も可能です。
また、ユーザーの発言ごとに「ポジティブ/ネガティブ」「5感情(喜び・好き・悲しみ・恐れ・怒り)」の感情を分析したり、特定の単語を抽出するといった独自の機能もついていますよ。
議事録のための文字起こしサービスを探している方におすすめのサービスです。
3.Googleドキュメント
普段から利用している人にとって手軽な方法がGoogleドキュメントです。
基本的な機能は、マイクに向かってしゃべると文字起こししてくれる音声入力機能です。
このように、マイクをクリックすると文字起こしが始まります。
また、使い方を工夫することで音声ファイルを文字起こしすることも可能です。
音声ファイルをテキスト化する際は「ステレオミキサー」と呼ばれる機能を設定して、再生ソフトで流れている音声をGoogleドキュメントが認識できるようにする必要があります。
設定:サウンド → 録音 →「ステレオミキサー」を右クリック → 既定のデバイスとして設定:ON
この設定を行うことで、再生ソフトの音声をブラウザで開いているGoogleドキュメントが認識できるようになります。
あとは、この状態でmp3やwav、wmaといった音声ファイルを流すことで、音声ファイルが文字起こしされます。
使い勝手は『文字起こしさん』のような文字起こし専用のAIサービスのほうが便利ですが、普段Googleドキュメントを使っている方にとっては手軽な方法ですね。
4.Okoshiyasu2
Okoshiyasu2は、Windows用の文字起こし専用プレーヤー(音声再生ソフト)です。
音声を聞きながらキーボードで文字起こしするためのWindows用アプリとしては昔からの定番で、再生・一時停止・巻き戻し・早送りといった操作をキーボードから手を放さずに行うことができます。
最後にアップデートされたのが2009年の歴史ある文字起こし用再生ソフトのため、対応している音声ファイルはwav・mp3・wma・oggに限られています。
スマホで録音した音声はあらかじめ変換が必要な場合があるのは弱点ですが、操作がとてもシンプルで、使い方で迷うことがなくすぐに使えるのが強みです。
5.Express Scribe
Express ScribeもWindowsのPCで使用できる文字起こし専用プレーヤー(音声再生ソフト)です。
無料プランと有料プランがあります。
上で紹介したOkoshiyasu2と同じように再生・一時停止・巻き戻し・早送りがスムーズに行えるだけでなく、プロの使用も想定してフットペダル(足で操作するペダル)での操作にも対応していることがポイント。
フットペダルを使うと両手がフリーになるので、よりスムーズにキーボードで文字起こしできるようになります。
使いこなすのに熟練は必要ですが、キーボードを使って手作業で文字起こしをするときに心強い相棒になってくれる再生ソフトです。
6.Voice Rep Pro 3
Voice Rep Pro 3はWindows PCにインストールして使う文字起こしアプリです。
インターネット経由で音声認識を行う自動文字起こしサービスと、文字起こし用エディタ・再生ソフトがセットになっていて、スムーズに文字起こし可能です。
音声認識はGoogleのエンジンを使用しています。
認識可能な音声ファイルの形式はmp3、wav、wmaです。
また文字起こし用エディタには校正ツールもついていて、自動文字起こしとキーボードを使った文字起こしを組み合わせて作業するのにぴったりです。
一回の購入で一台のパソコンのみ使用できるライセンスで販売されています。
7.Voice Rep Meeting Pro
Voice Rep Meeting Proは、Voice Rep Pro 3と同じ販売元が提供している会議の議事録作成に特化した文字起こしツールです。
30人まで同時に接続して、ミーティングの内容をリアルタイムで文字起こしすることができます。
また「会議モード」のほかに「個人モード」も用意されているので、Voice Rep Pro 3のように、議事録以外に通常の文字起こしにも使用できます。
8.Voice Code
Voice Codeは、ソースネクストが提供している文字起こしツールです。
Windows PCにインストールして使うアプリで、マイクで音声を吹き込むと自動で文字起こしを行ってくれます。
基本的にマイクからリアルタイムで喋ることを前提のツールで、録音された音声を文字起こしするには、再生された音声を聞きながら喋りなおすといった工夫が必要です。
Voice Rep Pro 3同様、自動文字起こしの音声認識エンジンにはGoogleのものを使用しています。
日本語の文字起こしに特化しているツールで、文字起こしが完了した後に自動で全体に句読点を挿入する機能もついています。
9.瞬間テキスト
瞬間テキストは画像に含まれる文字を文字起こしするためのアプリです。
画像に書かれた文字を文字認識(OCR)してテキストに変換することでテキストファイルとしてコピーすることができるようになります。
範囲を選択してその部分だけを文字起こしすることができるので、チラシやポスターを文字起こししたときに、横に並んだ別々の文章が混ざってしまうことを防ぐことができます。
用途は限られますが、画像の文字起こしだけならとても便利な選択肢です。
10.ドラゴンスピーチ11
ドラゴンスピーチ11はインストール型の文字起こしアプリです。
ここまで紹介してきたアプリは文字起こしエンジンを使うためにどれもインターネット接続が必須でしたが、こちらは完全オフラインでも使用することができます。
最新AI文字起こしサービスと比べると古い世代のアプリで性能は劣りますが、以前は世界シェアNo.1だったこともあり、当時のアプリの中では高い性能を持っています。
すでに公式販売は終了していますが、一部ショップではまだ販売されているので、完全オフラインで文字起こしできるアプリが必要な方は在庫を探してみるのがおすすめです。
11.AmiVoice SP2
AmiVoice SP2も、かつて定番だったインストール型の文字起こしアプリ。
こちらも完全オフラインで使うことができます。
また、こちらもすでに公式では販売終了していますが、一部ショップでまだ販売されているようです。
完全オフラインで使用できるソフトが欲しいときは販売されているお店を探してみましょう。
最新のAmiVoiceを使うなら『文字起こしさん』がおすすめ
なお「AmiVoice」という音声認識エンジンは、単体のアプリではありませんがAPI(他のアプリで読み込んで使うエンジン)としていまも開発が続いています。
しかも最新のAI版AmiVoiceエンジンは、AI文字起こしのなかでもトップクラスの性能を持っています。
AI文字起こし版のAmiVoiceは文字起こしウェブサービスの『文字起こしさん』で使うことができるので、ご興味がある方はぜひ文字起こしさんを試してみませんか?
Windowsで文字起こしをする5つの方法(おすすめアプリあり)
ここまで、Windowsパソコンで効率的に文字起こしする以下のような方法を解説してきました。
- ブラウザで使える自動文字起こしツールを使う
- Windows標準の音声入力機能を使う
- 専用プレイヤー(音声再生ソフト)を使って手動で文字起こしする
- インストール型の自動文字起こしソフト(オンライン)を使う
- インストール型の自動文字起こしソフト(オフライン)を使う
それぞれの方法は役立つシーンが微妙に異なります。
具体的な特徴を、さらに詳しく解説していきますね。
ブラウザで使える自動文字起こしツールを使う
いま、もっともおすすめなのがこの方法!
AIを使った文字起こしは最近どんどん盛り上がっていて、さまざまなツールがリリースされています。
ブラウザとネット環境さえあれば利用できるため、複数のパソコンや外出先からも利用できるのがポイントです。
この記事で紹介したものだと
がブラウザで使うツールです。
ブラウザで使う文字起こしツールの最大の特徴は、AIならではの高性能。
例えば『文字起こしさん』では2種類の最新AI文字起こしエンジンを使うことができるように、ブラウザで使う自動文字起こしツールはAIで文字起こしをするものが多いです。
文字起こしはAIの得意分野でどんどん技術が進歩しているので、ほかの方法に比べて速さも、精度もけた違い。
mp3、wav、wmaなど音声ファイルをアップロードするだけで簡単に使えます!
文字起こしで迷ったらAIを使ったサービスを使うのがおすすめです。
専用プレイヤー(音声再生ソフト)を使って手動で文字起こしする
自分の手でキーボードを打ち込んで作業するなら、標準のメディアプレイヤーではなく専用の音声再生ソフトを使って音声を聞きながら文字起こしするのがおすすめ。
この記事で紹介したなかでは、
が文字起こし専用プレーヤー(再生ソフト)です。
以前は株式会社アスカ21が提供していた「テープ起こしプレーヤー」も定番の再生ソフトだったのですが、残念ながらダウンロードできなくなってしまいました。
文字起こし専用プレーヤーを使うと、音声コントロールがショートカットキーで手軽に行えるようになるほか、ノイズ除去などの便利機能も使えるため、作業がぐっと効率的になります。
AIが登場した現在でも、文字起こし用の音声再生ソフトはAI文字起こしを行ったファイルの最終チェックや仕上げの際に役立つかもしれませんね。
インストール型の自動文字起こしソフト(オンライン)を使う
Windowsで使えるもうひとつの文字起こし方法が、パソコンにインストールするタイプの自動文字起こしソフトです。
この記事で紹介したのはこちらの4種。
これらはインストール型といっても、音声認識自体はクラウド(オンライン)で行うため、ネット環境がない場所では利用できない点に注意しましょう。
インストール型の自動文字起こしソフト(オフライン)を使う
パソコンにインストールして使うオフライン型の自動文字起こしソフトもあります。
かつては音声認識(自動文字起こし)ソフトといえば、以下の2つが「二強」と言われていました。
残念ながらどちらもすでに公式で販売終了してしまっていますが、完全オフラインで使えるまともなソフトは(Windows標準機能を除けば)これらのみ。
一部ショップでまだ販売されているようなので、興味をお持ちの方は在庫があるうちに早めにゲットしておきましょう。
完全オフライン型の自動文字起こしソフトのメリットは、インターネットがなかったり、回線速度が遅い場合でも使えること。
デメリットは、音声認識エンジンの学習データがパソコンにインストールされたものに限定されているので性能に限界があること。
そして文字起こしの速度がコンピューターのスペックに左右されることです。
どうしてもオフライン環境で文字起こしをする必要があるときの選択肢ですね。
Windowsで議事録を文字起こしするには?
文字起こしが使われる主な場面のひとつが会議の議事録。
会社で使われているPCはWindowsが多いので、この記事で紹介している文字起こしツールを使うことで文字起こし作業を一気に効率化・迅速化することができます。
それでは、具体的にはどうやって文字起こしするのでしょうか?
ここでは『文字起こしさん』を例に、会議の議事録を文字起こしする流れを解説します!
1. 会議の内容を録音する
会議を行うときにICレコーダーやスマートフォンを用意して、内容を録音します。
会議に参加する全員の声が入るようにマイクの向きを調整しましょう。
無指向性マイク(全方向からの音を録音するマイク)を外付けするのもおすすめです。
2. データをWindows PCに移す
ICレコーダーやスマートフォンで録音した議事録用の音声データをPCへコピーします。
3. 文字起こしツールを開く
議事録の文字起こしを行うためのツールを開きます。
ここでは『文字起こしさん』のトップページを開きます。
4. 音声ファイルをアップロードする
『文字起こしさん』のトップページにある「選択」をクリックするか、ファイルをドラッグ&ドロップして議事録の音声ファイルをアップロードします。
音声ファイルの場合、mp3、wav、wma、m4a、aifc、flac、aac、aiff、aifcと主な形式にすべて対応しているので、そのままアップロードすればOKです。
5. 議事録の文字起こし開始
音声ファイルがアップロードされると、議事録の文字起こしが自動で開始します。
10分以上の音声ファイルの場合はメールで完了が通知されるため、処理が始まった後はページを閉じて大丈夫です。
(それより時間が短いファイルの場合はページを開いたままにしましょう)
6. 議事録の文字起こし完了
文字起こしが完了すると内容が自動で表示されます。
これで議事録の文字起こしは完了です。
このように『文字起こしさん』を使った議事録の文字起こしはとても簡単です。
ぜひあなたも『文字起こしさん』で議事録を文字起こししてみませんか?
Windows標準の音声入力機能で文字起こしする方法
そんなときに試したいのが、Windows標準の音声入力機能です。
Windowsにはリアルタイムに音声をテキスト化していく機能があり、あらためてソフトをインストールしたりサービスに登録する必要もなく、ネットがない環境でも使えます。
ただしあまり精度は高くないのがデメリットです。
ここからは簡単にWindows標準の音声入力機能で文字起こしする流れを解説します。
※ここではWindows 10の例を紹介します
1.Windows音声認識をセットアップする
まず、スタートメニューの中にある「Windows 簡単操作」から「Windows 音声認識」を選択します。
初めて使うときはWindows音声認識のセットアップが必要です。
Windows 音声認識が起動するとセットアップ画面が開きます。
まず、使用するマイクを選択。
そのあと、表示された文章を実際に読み上げてあなたの声を認識させます。
喋り方や声質といった特徴をPCに覚えさせることで、より高精度な文字起こしができるようになります。
これで準備は完了です。
2.文章を入力するアプリを起動する
「メモ帳」や「Word」のような、文章を入力するアプリ(ソフト)を起動します。
Windowsの音声認識機能はあくまでも音声を認識するだけの機能。
実際に文字を入力したり保存したりするのには別のアプリを使用します。
3.音声入力を行う
文章を入力するアプリを起動したら、Windows 音声認識を起動して音声入力を開始します。
たとえば「こんにちは」と入力するとこのように入力されました。
4.ファイルを保存する
Windowsの音声認識機能本体には保存機能はないので、入力に使用したアプリでファイルを保存します。
これでWindowsの標準機能を使った音声入力は完了です。
工夫次第でさまざまな使い方が可能
ここまで紹介したWindows標準の音声入力機能は、工夫して使うことで文字起こしにも利用可能です。
たとえば
設定:サウンド → 録音 →「ステレオミキサー」を右クリック → 既定のデバイスとして設定:ON
と設定することで、音声ファイルを再生して文字起こしすることができます。
ほかにも、録音した音声ファイルをスマートフォンで再生して、そのファイルをPCで音声認識することで、音声ファイルを文字起こしすることができます。
ただし、あらかじめあなたの声をPCに認識させたことからもわかるように、Windows標準の音声認識機能がベストな文字起こしをできるのは一人分の声だけです。
会議などたくさんの人数が同時に喋る場所や、別の人の声を録音した音声では性能に限界があります。
また、近年どんどん進歩しているAI文字起こしに比べて、どうしてもWindows標準の文字起こし機能には性能面で劣る部分があります。
もし標準の文字起こし機能で満足できなかった場合は『文字起こしさん』のようなAI文字起こしサービスを使うのがおすすめです!
文字起こしの精度を上げる3つのコツ
音声ファイル(録音データ)は必ず保存しておく
mp3、wav、wmaといった音声ファイルは必ず保存し、バックアップもとっておきましょう。
リアルタイム音声入力に対応したツールなら、録音データを残さなくても会話の内容をその場で文字起こしできますが、そういったツールを使う際も、個別に音声ファイルを保存しておいたほうが賢明です。
後から文字起こししたテキストを編集する際も、元の音声を聞きながらのほうがスムーズに作業できますからね。
場合によっては、自動文字起こしがまともにできていない状態で録音データもなく、途方に暮れるなんてことも…。
最近はスマホでも手軽に音声録音ができるので、念には念を入れて、大切にバックアップを保管しておくのがおすすめです。
なるべくクリアな音声を入力する
文字起こしツールの出来は、ツール自体の音声認識精度よりも、入力される音声のクオリティに大きく左右されます。
- 周囲の雑音が入りにくい場所を選ぶ
- なるべくマイクの近くで話す
- ゆっくり、明確に発話する
これらは基本中の基本。
スマホやパソコンで録音する際は、標準のマイクではなく指向性の高い外付けマイクを別に用意するというのも有効です。
余裕があれば、録音した音声ファイルを専用のアプリ(Audacityなど)を使ってボリューム調整やノイズ除去するとなおいいですね。
おすすめの定番無料音声編集ソフト Audacity
録音した音声を編集するなら、フリーソフトのAudacity(オーダシティ)がおすすめです。
Audacityは、定番の無料音声編集ソフトで、Windows、Mac、Linux用に無料で公開されています。
昔からあるソフトでインターネット上に使い方の情報も多いので、フリーソフトで音声を編集するならAudacityを使うのがおすすめです。
使い方は簡単で、mp3、wav、wmaなどの音声ファイルをドラッグ&ドロップして読み込んだら、ボリュームや調整やノイズ除去を行うだけ。
マウスで選択して、カットしたり、不要部分を削除したりする操作も一目で使い方がわかります。
Audacityの日本語版は、Windows用ソフト公開サイトの「窓の杜」からダウンロードできます。
mp3やwav、wmaなどの音声ファイルを編集したい方は、まずはAudacityをダウンロードしてみましょう。
Windows版Audacityがフリーズするときの対処法
ただし、Windows版Audacityには不具合があり、使っているときにキーボードで文字を打ち込むとフリーズしてしまうことがあります。
これは、日本語版WindowsのIME(日本語入力ソフト)と相性が悪いというバグによるもの。
Audacityのバグを回避するための方法は2つあります。
1. 以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う
Windowsの「設定」から「時刻と言語」→「日本語」を開き、そのなかのオプション設定で「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」を選択します。
こうすることで、Audacityと相性が悪いバージョンのIMEが使われなくなるので、フリーズを回避することができます。
2. 古いバージョンのAudacityを使う
バージョン2.4.2以前の古いバージョンのAudacityを使うことでも、フリーズを回避することができる可能性があります。
ただし、古いバージョンにはセキュリティ上の問題がある場合もあるので注意しましょう。
古いバージョンのAudacityは、Audacity公式サイトからリンクされている、こちらのサイトからダウンロードすることができます。
複数の文字起こしツールを試してみる
文字起こしのツールにはそれぞれ得意不得意があり、データとの相性なども少なからず存在します。
よって、文字起こしがうまくいかなかったら別のツールを試してみるのも一つの手です。
今回紹介したように、無料で使える文字起こしアプリ・サービスも非常にたくさんあるので、あらかじめなるべく多くインストール(ブックマーク)しておき、いざというときに備えましょう。
まとめ
今回は、Windowsで文字起こしをする方法について解説しました。
最後にもう一度、記事内で紹介したおすすめ文字起こしツールをおさらいします。
- 文字起こしさん:おすすめ!対応ファイル・対応言語が多い。操作も非常に簡単
- ユーザーローカル 音声議事録システム:議事録作成に特化したツール
- Google ドキュメント:リアルタイム音声入力なら最も手軽
- Okoshiyasu2:文字起こしプレーヤーの定番。※サポートは終了済み
- Express Scribe:フットペダルなども対応。有料版あり
- Voice Rep Pro 3:インストール型自動文字起こしアプリ
- Voice Rep Meeting Pro:会議対応のインストール型アプリ。同時接続30名まで対応
- Voice Code:日本語文字起こし用のシンプルなインストール型アプリ
- 瞬間テキスト:画像の文字起こしに特化したインストール型アプリ
- ドラゴンスピーチ11:かつては世界シェアNo.1だったアプリ。※販売終了
- Amivoice SP2:かつての定番文字起こしアプリ。※販売終了
Windowsは昔から数え切れないほど様々なソフトウェア(無料/有料)がリリースされてきました。
ツールを探したり使い方を覚えるのが面倒だからと、ついつい扱い慣れたメモアプリやWordを使ってしまっている人も多いのでは?
ちょっとした手間の後回しが積み重なることで、無視できない莫大な時間が無駄になってしまいます。
今回紹介した11のツールのどれかひとつでも構わないので、まずは試して、その便利さを体験してみてくださいね。
■ AI文字起こしサービス『文字起こしさん』
『文字起こしさん』は初期費用ゼロ&月額1,000円から利用できる(※無料版あり)オンライン文字起こしツールです。
- 音声・動画・画像など20以上のファイル形式に対応
- パソコン・スマホどちらからも利用可能
- 医療・IT・介護などの専門用語にも対応
- 字幕ファイルの作成や、話者分離にも対応
- 英語、中国語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語など約100言語の文字起こしに対応
利用方法はサイトから音声ファイルをアップロードするだけ。数秒〜数十分であっという間に文字起こしテキストが手に入ります。
10分までの文字起こしなら無料で利用できますので、まずは一度お試しください。
Email: mojiokoshi3.com@gmail.com